パレタイジング崩れの異常検知
- パレタイジング⾃動化において積載する荷の包装(柔らかい素材で破損しやすいものなど)、形状(単純な直⽅体で
はなく積載に注意が必要な形状)によっては、精密なロボット制御をしていても偶発的な積載異常を完全に防ぐこと
は困難な場合があります。 - その⼀つの荷の異常はその後に積載される荷にも影響を及ぼし、気づかずに積載を続けると⼀気に崩れて落下による
荷の破損、内容物の流出による汚損など⼤きな被害につながります。 - 静⽌画異常検知を⽤いるとパレタイジングの様⼦をカメラで監視し、異常を検知した際に積載を停⽌することで被害
の拡⼤を防ぎます。
- 積載状態の異常が画像上で分かるような画⾓で監視カメラを設置し、正しくパレタイジングされた状態(この場合は
段ボール箱が正しく積載された状態)の画像を撮影、テンプレートとして登録します。 - 積載完了ごとにテンプレート画像とそのタイミングでの撮影画像との差分を即時解析することで、置き位置のずれや
ワークの落下という異常を検知することができます。 - 異常検知した際には信号を制御側に送り、次の積載や搬送などの動作を停⽌させることで被害を最⼩に抑えます。こ
の際のインターフェースはお客様の設備やご⽤途により異なりますため、個別開発にてご対応しています。